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先々週、野沢の試乗会でFischerのデモ板に乗ったとき、コブ斜面でエッジが効くと滑りやすい事に気づきました。
コブの裏側で落とされないので、スピードコントロールがしやすいのです。
そして昨日、丸沼の朝一の固いバーンでエッジがずれずれだったのはいつものことですが、コブ斜面でエッジが効かずに落とされ、スピードがコントロールできなかったので、意を決してメンテしてみました。
エッジシャープナーは以前から持っているのですが、ソールが高くて(コンベックスの状態)、エッジがそのままでは削れないため、ソール自体を削る必要があります。
そこで用意するのがこちら。
(1)板を置く場所と台
本当はバイス台とバイスが欲しいのですが、置く場所が無いのと金銭的な問題で未入手です。
欲しい・・・。
(2)メタルスクレパー
紙やすりで削る前の荒削りに使います。無くても良いです。
(3)何か平らなもの
今回はこれに紙やすりを巻いて使います。
そのためだけであれば角材などでも可です。
(4)エッジシャープナー
技術があれば(3)のファイルでも可です。ただファイルだと、不安定な台と不安定な体勢で使用すると、逆にエッジを丸めてしまうのでこういう利器に頼ることをオススメします。
(5)紙やすり
近所のホームセンターで購入しました。
本当は耐水の150番ぐらいと350番ぐらいが欲しかったのですが、無かったので非耐水の180番と耐水の400番です。
で、こんな風にファイルに紙やすりを巻いて、トップからテールに向けて丹念に何度も何度も何度も削っていきます。
写真は、1枚の紙やすりを半分に切って巻いたところ。
ずぐに目が詰まってしまうので、頻繁に新しい面を出して削っていきます。
どこまで削るかによりますが、私は板2本で180番を2枚、400番を1枚使用しました。
180番である程度ソールがフラットになったら、エッジシャープナーでサイドを削ります。
このままではまだトップにバリが出ているので、400番で仕上げがてらバリを取ります。
これを2本繰り返し、最後にワックスを塗って完成。
触っても怖くなかったエッジが刃物のようになっていかにも効きそうです。
来週が楽しみ。
2014/5/6 追記
実はこのままではソールがフラットになってしまい、ストラクチャーが消えてしまったために滑走性が落ちるという落とし穴がありました。
そこで、まずはスキー用の硬めのワイヤーブラシを購入。約3,400円也。
これで一生懸命こすってみましたが、傷が付く程度。
実際滑って見ましたが殆ど効果は無いようです。
やはりスキー用のブラシはワックスを掻き出すのが目的で、ソールに傷を付けないようにできているようです。
次の購入したのはこれ(笑)。コメリで112円也。
来週これでチャレンジして、また追記します。
2014/6/5 追記
結果的にはダメでした。
ストラクチャーは、0.1mmぐらいの溝がある程度筋になって付いている(彫れている)必要があるのですが、固いブラシではキズが付く程度で溝にまではならなかったようです。
そこで次なるチャレンジ、バイス(というかヤスリ)です。
割と目の粗いものを購入しました。カインズで780円也。
これを使ってまっすぐの縦の溝を慎重に掘っていきます。
ここまで来たらもうある程度ヤケです(笑)。板を最高の状態にデリケートに仕上げたい方は素直にショップに頼むのが良いでしょう。
翌週、春のかぐらで試したところ効果は抜群。
べた雪でも板が吸い付くような感覚は無く、元の状態以上に滑るようになりました。
ソール&エッジのメンテはこれにて終了。
あとはトップシーズンの雪で変なことになっていないかだけが心配ですが、それはまたそのとき。。。
日本向け全温度対応のワックス、1kg(笑)です。フレークタイプ。これだけあったら数年持ちそう・・。 | |
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