今日の朝刊に妙な1面広告が載っていた。ぱっと見はETCの広告なのだが、その文面はETCの普及を促進しようとしているのかというと、どうもそうではないらしい。
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スムーズなゲート通過の気持ちよさ。
ETCセットアップ累計台数は、1800万台を突破。それは5年前に比べ、じつに約60倍の台数。高速道路を走るクルマ3台のうち2台が、すでにETCを利用しています。急速に普及が進むその理由は、何と言っても、小銭いらずでゲートを通過する気持ちよさです。
料金所渋滞も、おどろくほど解消。
ETCレーンは、今までに比べて2〜4倍の通過台数。料金所渋滞も、ほぼ解消できました。これによりCO2の削減、燃費を抑える省資源効果、ドライバーのイライラ解消など、実に様々なカタチで貢献しています。さあ、もっと楽しく、便利な毎日へ、ETCで出かけましょう!
[高速道路ネットワークのさらなる有効活用に向けて、料金を割引する「社会実験」実施中!]
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この広告で言っていることは3つ。
1.ETCは十分普及しました
2.渋滞解消の目的は達成されました
3.割引は「社会実験」です
つまり、そろそろ実験を終了して割り引きをやめますよ、と言っているように見える。というか私にはそうにしか見えない。
これほど割引が前提となっているに等しいETC。ここで一気に割引を「実験でしたのでもう止めます」と言ってやめられるのだろうか? でもまあ、いつまでも50%割引とかが続く財源も無いだろうから、どこかで止めるんだろうけど。
やめるなら、私が割引に慣れる前にやめてほしい。