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不思議なニュース「療養費支給額「3兆円」」全体に公開
2011年08月17日19:42
最初読んだとき、ヘンなニュースだなと思った。

■朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0816/TKY201108160541.html
によると、
「通知書を作る際、職員がパソコン操作を誤」り、「1351円を支給する場合も千の位の「1」の前にゼロを9個入力しなければならないのに入力し忘れ」たため、「千の位の「1」が消えてゼロが後ろに10個加えられた」らしい。それは単にアプリのバグでは?
頭に0を付けなければいけないのは仕様バグ。先頭の1が取れているのは本当のバグ。

■スラド
http://slashdot.jp/developers/11/08/17/080207.shtml
もちろんスラドでは、ソフトがいけないという論調。そりゃそうだ。
ただ、大型コンピュータ系のソフトの場合、そう簡単には改善できない事情も見えてくる。
そのため、対応策としては、

■東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110817/CK2011081702000036.html
「今後はマニュアルを再整備し、二重チェックを徹底する」となってしまうのだろう。それ以外にすぐにできる対策が無いからだ。ところが、実際の支給額が3兆円になったかというとそうではない。

■毎日新聞
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110817ddm041040044000c.html
「実際には正しい金額が支給され、実害はなかった」らしい。ということは、既にコンピュータが持っている数字を、再度通知書発行用の専用ソフトに手入力していたということだろうか?
ここで産経だけが気になることを書いている。

■MSN産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110817/lcl11081700360000-n1.htm
「広域連合は「データの変換間違い」と説明」しているという。手入力ではなく、変換処理があったのだろうか? それとも、頭にに0を付けないと先頭の一桁が消えて後ろが0で埋まる、という変換間違い(バグ)があったということだろうか。
他紙が「入力ミス」と書いているので、恐らく前者ではなく後者だろう。でもそれって「変換間違い」って言うのだろうか?

という、真相の良く分からない、不思議なニュースでした。


本当は、こういうシステムを、二重チェックのような余計な人件費を使わないで済むように、簡単にチャチャっと直せる、フットワークの軽いソフト屋が必要かもしれませんね。でもそういうのは儲からないんですよねぇ。だから多分存在できない。