逆タップとは、ねじ山をなめてしまった時に、ネジを無理矢理回す道具。
幸いにしていままでお世話になったことはありませんでした。
でも今回、どうしても必要になってしまったのです。
フロントブレーキのマスタシリンダのフタのネジ山が潰れてしまいました。
ここは以前から錆びていて、ちょっと危険なネジでした。
今回、完全になめてしまいました。
実はブレーキパッドが減ってきて交換したいのですが、キャリパーのピストンを押し戻すには、このフタを開ける必要があります。
ブレーキパッドを交換できないと・・・ブレーキをかけられません。
そんなわけでドイトで買ってきたのがこれ。
最初はドリルの歯と逆タップをバラで買うつもりだったのですが、こちらの方が失敗しなさそうだったので購入。1,980円也。
ねじ山の中心にドリル側で穴を開けます。
そしてその穴にタップをねじ込みます。
タップを慎重に、慎重に回していくと、コキっと固着がとれる音がしてネジが回り出しました。
成功〜。
タップを外すと、綺麗に穴に食い込んでいたことが分かります。
実はタップをねじ込むとき、何度も何度も失敗しました。
ドリルで開けた穴をタップがなめてしまい、穴を広げてしまうのでした。
こつは、焦らずにしっかりと十分な深さの穴を開けること。
穴が浅いままタップをねじ込むと、食いつきが足りなくて空回りしてしまうようです。
これで今後ねじ山をなめてしまっても安心です。
なめない方がいいけど・・・。